

よく「骨盤がゆがむ・開く」あるいは「骨盤がゆがむと太る」とか聞きますよね?
では、実際に自分の骨盤がどうなってるのかな?と考えると、意外と分からないものではないでしょうか。
中には「骨盤を治せば全て治ります!」とまで言われる方もいらっしゃいますし、体の中で、骨盤はそれだけ重要な役割を果たしています。
(当院では一つの重要なものと考えはしますが、最も重要なのは全体のバランスだと考えています。)


骨盤は、中央にある仙骨と左右にある腸骨からできています。仙骨と腸骨は面で重なっている状態です。
いわゆる 「骨盤が開く」 という状態は、この腸骨が下の方へスライドして見える状態で、骨盤は前に傾き、股関節が外に出っ張ったような状態になります。
逆に、『骨盤が閉まる』というのは、腸骨が上のほうにスライドしてみえる状態です。
また、左右の腸骨のスライドのバランスが対称的でない場合は、左右のズレとなって見た目としては足の長さの違いに表れます。
「左右で足の長さが違う」
「骨盤が歪んでいる」
というと、骨そのものが変形しているかのように思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではありません。
多くの場合、筋肉が緊張しすぎたり、逆に衰えてきてアンバランスさが生じたために歪んでいきます。
普通、骨盤は朝などの覚醒時に閉まり、夜眠るときに開きます。ですが、これが開閉どちらかの状態のままになると体に不調がでてきます。
つまり、骨盤が歪んでいるということは骨盤に関係する筋肉がアンバランスになり、開閉が上手くいっていないということです。
開いたままの状態ですと、体は常に弛緩しやすい状態です。寝起きがつらかったり、肥満や冷え性、生理痛がひどくなりやすくなります。
逆に、閉いたままの状態ですと、体は常に緊張しやすい状態です。寝つきが悪かったり、普段から体がなかなか休めない状態になりやすいです。
また、骨盤のゆがみが慢性化すると股関節から足に、背骨から肩、腰に影響が出てきたりします。
具体的には、O脚やX脚、ひざ痛、腰痛、猫背、肩こり、などの症状がでてきます。
特に女性の骨盤は、男性に比べて広がりやすく、歪みやすくなっています。男性と女性を比べたとき、女性の方が体調不良を訴えることが多いのも、骨盤が一因かもしれません。
対策としては、骨盤が歪んでいる人は多くの場合、次のような癖があるかと思います、まずはそれをやらないようにするだけでも変わってきます。

多くの方がされますが、骨盤が歪む大きな要因のひとつです。反対の足を組めばバランスがとれるのでは?、というものではありません。どうしても組みたい場合は短時間で終わらせてください

いつもかけている肩の方が上がってしまうことが多いです。鞄ほどではないですが肩にかけるバッグの場合も同様です。

背骨の湾曲の原因となります。深く座るようにしましょう。

女性らしい座り方かもしれませんが、骨盤を歪めたまま座ってしまっています。できるだけしない方がよいでしょう。
あとは解消する方法として、筋肉のアンバランスさや緊張を取り除くような動きをします。
1.立った姿勢で両踵(かかと)をつけ、つま先をこぶしが1つ入るくらいに開きます。そのまま両足を上から下まで内側に6,7割の力で10秒ほど寄せます。これを3,4回。
2.腹を引っ込めるように力を込め、両手を腰骨にあてたまま、ゆっくりと大きく腰を左右に10回ほどまわします。ゆっくり呼吸しながらやると、軽いアンバランスは解消されていきます。







